一般的なブラケット矯正は、ブラケット（歯の表面に取り付ける装置）に金属製のワイヤーを通して、ワイヤーが元の形に戻ろうとする力を利用して歯を動かします。矯正治療というと、このギラギラした金属ワイヤーを想像して、抵抗を感じる方が多いと思います。

当院で使用する装置は、白いセラミックブラケットを使用します。他院ではオプション費用がかかる場合が多いです。歯の表面に取り付けるブラケット治療でも装置が目立ちにくいので、とても好評です。
ブラケット矯正は、矯正治療の中でも様々な症例に幅広く対応ができ、もっとも治療効果が高い治療法です。

矯正装置を歯の裏側に取り付ける方法で、治療していることがほとんどわかりません。
装置が見えないので審美的には良好ですが、舌が触れることでブラケット矯正に比べて違和感があります。
また、治療期間が長びく、症状によっては効果が出にくいなどのデメリットがあります。
歯の裏側は、一人ひとりの形状が違うため、装置がオーダーメイドとなります。

透明なマウスピースを2週間ごとに交換しながら、歯を移動させる治療法です。
目立ちにくく、ご自身で取り外しができますが、1日20時間ほど装着しないと効果が出ませんので、自己管理が不可欠です。
今までと同じように食事を楽しみたい方、口元を見られるお仕事の方や、楽器やスポーツを楽しむ方にも快適に治療することができます。
患者さまの症状によっては対応できない場合があります。

前歯のすき間だけを治したい、八重歯が目立ちすぎるなど、気になる部分だけにワイヤーを装着して矯正する治療方法です。
通常の全顎矯正治療は、治療が完了するまでに2～3年かかりますが、部分矯正は、個人差がありますが半年～1年ほどが目安となります。
費用も安く痛みも少ないというメリットがあり、費用などの面でなかなか治療に踏み切れなかった方におすすめです。

セラミック製の人工歯を使用して、歯並びを良くする方法です。
治療期間が短期間で済み、セラミック製の人工歯を使用するので審美的にも優れた治療ができますが、全体的な噛み合わせの改善にはなりません。
症状によっては、健康な歯を削る、対応できないなどの場合があります。

矯正歯科用のインプラントを埋め込み、矯正装置の固定源として使用する治療法です。
従来の矯正では難しかった歯の移動を可能にし、外科手術が必要な症例も、手術をしないで治療が可能な場合があります。
歯を抜かずに矯正できる可能性が高くなったり、矯正期間を短縮したりすることが可能です。